行事・法要豆知識

厄払い

厄(やく)は災難や災いの事をいいます。
厄年とは古来の長き経験より、人間の注意すべき精神的、肉体的に変化の出る節目の歳で自らの自覚と心身の健全を祈るために行います。(その年の前の年を前厄、後の年を後厄といいます。)

(全て数え年)
  男性 女性
大厄 42歳 33歳
厄年 25歳、61歳 19歳、37歳、61歳

この歳に限らず災難や不幸の体験で心身に不安を覚える時、供養により前向きな自己を取り戻す事は大切です。
「厄を軽じてさいわいとなす」と経文に説かれ、おびえる事なく厄を幸せに変えていく努力が大切です。

お盆、お彼岸でお墓参り以外にすること

お盆には自宅に先祖様をお迎えします。これをセガキ棚又は精霊棚(しょうりょうだな)と申します。花、野菜、果物等をお供えし、先祖様が乗ってくる馬(きゅうり)やお帰りになる牛(なす)を飾ります。もちろんお寺参りをします。
春秋は彼岸の寺の行事に参加し、当山の法話、供養の音楽会(演奏会)を楽しむのもよい功徳となりましょう。

仏壇でのあいさつ(作法)

仏壇には燈明(ローソク)、線香、お花、お供物等を供えます。
仏壇の前に座って合掌し、題目を唱え、念じます。ご先祖の供養のために祈り家内安全等の願いを念じます。
私達は、「今身より仏身にいたるまでよく持ち奉る本門八品上行所伝本因下種の南無妙法蓮華経」と唱えます。
人として人間界に生まれてくることは大変難しいことです。その上、真の教えにめぐり会えることは過去世において多くの徳を積み重ねた因縁によるものです。このことを大切に心に持ちたいものです。

寒行に参加したい

当山では毎年1月、大寒から節分まで夜7時から8時まで約1時間題目を唱え団扇太鼓を打って自由参加の方々と寺の周辺地域を歩き寒行を行います。
毎年、小・中学生男女から70歳代の方まで40名程が参加します。誰でも自由に参加できます。出席できる日に参加すれば結構です。毎日出席して満願をめざす人もいます。修了証や記念品が授与されます。
寒行終了日は節分で豆まきを行い、寒行修了式が行われお守り、お菓子が分けられ福引もあります。

お供え用のお膳について

膳命日や、祥当年忌、盆、彼岸等にお供えする膳を「霊供膳(りょうぐぜん)」と言います。
お膳の並べ方。
5種類(ご飯、お平、汁、おつぼ、香の物)
供物はお膳のほか、おだんご、菓子、果物等適宜用意すれば良いと思います。おだんごは命日、法事や彼岸等に用います。 供える数は奇数を基本とします。

「御仏前」「御霊前」。香典はどちらを選ぶのか

葬儀、法事は通例「御霊前」でよいのです。
49日忌以降の法事に用いるのは御仏前がよいと作法家等により広められていますが、亡き霊は霊界で仏を目指し永き修行をして行きますので、この供養のために供えるものは「御霊前」でよいと思います。

心を落ちつける時間を持ちたい

寺の本堂は静かに座って自由に拝むことが出来ます。
座禅ではありません。合掌して心を落ち着け、呼吸を整え題目を唱え、また念じます。
当寺に来る方は、空手教室の小中学生グループや会社帰りのサラリーマン、青年も年配者も集中力と心の落ち着きが得られるという実際の効果が出ています。

車の厄除け

車の厄除けは車両購入の時や、免許取得時、長距離運転時等々に受けられる事がよいと思います。吉日を選び車を本堂前に止め読経し、交通安全、搭乗者の無事故、身体健全を祈願いたします。交通安全のお守りが授与されます。

〈参考〉
乗用車(トラック)5000円~10000円
二輪車(バイク) 3000円程度